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特撮・ゲーム・お菓子・本・特撮・ゲーム・本・特撮・写真・特撮・ゲーム・お菓子・特撮・写真・特撮  って感じの割合で、マイペースに生きています
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永遠の0、見に行ってきました。
CMの出方がハンパなかったからねー、軽く洗脳された感もあるが
でも岡田さんの演技が好きなのとお話しが見たかったのもあったしで
結果から言えば、見に行って正解でした。
原作本に付いてるコメントメモみたいのとかで、最後は必ず涙する的なのを書いてたけど
ああいうのは話半分で、と思って行ったがマジ号泣した。
つか、最後と言わず最初から泣きっぱなしでしたよ私は。
そして見終わってから、パンフと原作文庫本を買ってしまいましたよ。
まんまと百田さんの罠にはまってるよー!
パンフも装丁が綺麗で、中身も充実してて出来が良いし
原作本も、単行本の方の装丁は綺麗なんだけどさ、表紙カバーの紙がね……
他の本に色が移っちゃうタイプの質感の紙なんだ。
あれは駄目だ。一緒に他の本と置いておけないのは駄目だ。
だからと言ってビニールカバーするのもあんまり好きじゃないので、大人しく文庫本にしてみた。
帯は、宮部が一人で載ってるやつにしてみた(笑)
そんな感じで、ネタバレ満載の感想を仕舞いつつ、行ってみます。




OPのシーンが、ラストと同じなんだけどさ。
もうね、米軍の空母相手に宮部が単機で突撃して行く最高にカッコイイシーンなんだよそれが。
空中戦のカッコ良さは、ここで語る必要もないほどカッコイイんだけど
でもね、やっぱりこのシーンのカッコ良さは筆舌に尽くしがたいです。
勿論カッコイイだけじゃないんだけどね。
CMをばんばんうってる所為で、あらすじすら読んだ事ないのに
ストーリーがある程度頭に入ってるから、OPの時点で割りと胸にキます。
でもね、これが話を全部見終わった後だともっとクるよ。マジで。
最後は、OPではなかった宮部のにやりと笑うところが入ってるんだけど
あの笑みがなんかもうね、色んな想いが込み上げてきて涙が止まらなかった。
OPの時は、きりっとした顔って言うか真剣な眼差しだけでさ
「ああ、これから死にに行く覚悟を済ませた顔だ」って思ってたけど
最後を見るとね、そんなもんだけじゃないんだと思って凄い泣けた。
思い出しても泣くよ。
映画館でも号泣して頭痛いのに、また泣いて頭痛いよ。

話の構成も、かなり好きな感じでした。
孫が祖父の事を知る人達から話を聞く事で、過去の話が展開していくって言うの。
スイッチの演出の仕方が好き。ぱっと空に変わるんだよね。
その時の空が綺麗でさ。
話が終わりに近付くにつれて、なんて残酷な空なんだろうと切なくなった。
そういえば、祖父の過去を辿るって根幹は知ってたけど
まさか祖母は宮部死去後、現祖父と再婚してるってのは知らんかったから
孫男と同じ衝撃がありましたよ。
しかも、それが最後に祖父は宮部が助けた若人だったと分かった時には
またも孫男と同時にショックを受けたさ。
そして、祖父はちゃんとその事を知っていたと言うのも……
分かった瞬間は、てっきり祖父は知らずにだと思ってたが。
知ってたのかー知っててかー祖母もかー
同僚が亡くなりその嫁を励ましてる内に的な割と使い古されたパターンかー、とも思ったけどね。
端的に言うなら、その解釈で何一つ間違ってないんだけど。
戦地に戻る宮部を見送る祖母、と言うCMでじゃんじゃか流れてるあのシーン
あの時の宮部の台詞。
死んだとしても、生まれ変わって二人を守るっていうのがあって
宮部がどういう意味で「生まれ変わってでも守る」と言ったのかは分からないけど
祖母はその言葉を、「宮部の魂を受け継ぐ人が現れる」と取ったのかなと思った。
祖父や、日本刀振りかざして助けに入った組長さんは
生きて帰り二人を守るって言う、宮部の約束を成立させたんだもんね。
それは宮部の魂を受け継いだって事なんじゃないか、と。
最初宮部の台詞聞いた時は、孫男がもしや生まれ変わりと言うファンタジー!?
とか考えて一瞬戦慄したが、全くもってそんな事はなかったんだぜ。
己のファンタジー脳が心底嫌になった瞬間。
あ、でも、組長さんが最後に孫男を抱きしめた時は、孫男に宮部の面影を見たのかなとは思った。
誤魔化すみたいに若い男が好きでって言った時は、孫男が真に受けたらどうしようかと思ったが(笑)
孫が宮部に会いたいって言ってるのに、その宮部は死んでいてその場に居なくて
組長はきっと、あの時凄く宮部に生きて欲しかったと思ったんじゃないかと。
それが、あの辛そうなでも優しい抱擁だったのかなーって。

沢山の人達が色んな事を想って、生き残ったり死んだりしていた、そういう時代だったんだなと
最後の祖父の言葉からも、苦しいくらい伝わってきた。
宮部が特攻を選んだ気持ちは、結局のところよく分からない。
祖父と機体を取り替えて、自分は死に嫁と子を頼むと言うその心理は……
憶測だけならいくらでも出来るけど。
自分の教え子達が特攻で、しかも敵艦に辿り付く事無く撃墜されて死んでいく所を
何度も何度も見ていれば、そりゃあ神経も摩滅するし
生きて戻ると言う約束のためその子達を見殺しにしているっていう、罪悪感とかもあっただろうし
だから志願したのかと言えば、果たしてそうだろうかと思ってしまう所もある。
祖父と機体を取り替えた時の気持ちは、最後に一人でも助けたかったと言う気持ちだったのだろうか。
祖父はきっとそう取ったのだろうけど、私はそれだけでもないような気がしてならない。
結局の所、宮部の気持ちは宮部にしか分からないんだろうな。
でも、分からないからって投げ出しては絶対にいけない事だとも思う。
分からなくても分かろうとする事、それが一番大切な事だと思うから。
祖父や孫男達は、それぞれの答えを見つけられたみたいだったけど
私には、まだまだ答えを見つけられそうにないです。
取敢えず、合コンにきてた7名の頭の悪さがたまらなかったよ。
今の若者ってあんな感じなの? あれが正しい姿なの?
今が楽しければそれで良いよね感が凄かったよ。
いや、飲みの席であんな重い話する孫男も、酔ってたとは言え相当痛い奴だと思うけど
友人の返しも相当痛かったよ!
相手が酔っ払ってるのは分かってるんだから、上手くあしらえよ……
なんで「特攻=自爆テロ」って方向で話を終わらせようとするんだよ。
考え方は人それぞれだから、そう思ってても別に構いはしないが
相手が違うって反論してて退きそうにないんだから
その話題に特に興味もないんだし、退くのが正しい対処だと思うんだが。
俺はその手の事には一家言あるんだぜ知的だろ、ってのを演出したかったのだろうか……
興味ないって言っちゃう友人Bとかドン引き無言の女性陣の方が、まだ良いと思う。
あれは不思議な空間だった。

そしてラストの宮部単機特攻に繋がる、祖父の話を聞いた孫男達の帰り道のシーン。
音のない中、幻の宮部が孫男に敬礼して空に消えていき
それに対して、孫男の視界に移る現代の人達の幸せそうな様子。
それが欲しくて生きて帰ろうと必死だった宮部は、散ってしまった。
孫男の慟哭は、そこに宮部が居て欲しかったって言う悲しみなのかな。
それとも、知らない人達に対する怒りもあるのかな。
平和に暮らせる幸せを、当然と思って享受している人達への憤りと言うか。
まあ、孫男も少し前までそうだった訳ですが。
まあ、私もそうな訳ですが。
上にも書いたが、どんだけ話を聞こうと所詮は伝聞だからね。
実際に体験した人達と同じ気持ちにはなれないし
だからこそ、知ろうとする事はやめちゃいけない。
知り、考える事をやめなければいつかは自分なりの答えが見つかるかもしれないしね。
見つからなくても、考え続ける事はきっと無駄にはならないと思う。
そういえば、サザンの主題歌。
CMで流れてる時には、聞いただけでじわっとくるものがあったが
宮部のにやりアップから空の画に変わり歌が流れ出すと、むしろ心が落ち着いたわ。
涙も引っ込んで、穏やかな気持ちになった。
CMの作りも巧みだね。
上手い事内容を隠してるって言うか。いや、本筋ならもろ出しなんだけどさ。
話の流れと言うか、真相と言うか。そういうのが分からなくなってる。
シーン一つずつ取ってみれば、本編を見た時と同じように受け取れるんだけど
上手いところで切って順番替えるだけで……なあ。
CM作る人って凄いなー。
あの流れであの曲って言うのが、どんぴしゃだったんだなー。
あ、あと、CMで流れてる部分だけ聞いてると愛の歌なのかなーと思ってたんだけど
エンドロールで聞いてタイトルを見て、パンフに載ってた歌詞もちゃんと見て
ああこれは命の歌だったんだなと、ようやく分かったよ。
タイトル「蛍」。

さて、ここまで書いてきましたが
思い出して泣いたり、考えながら書いてたもんだから
書いてる途中でも思い直して書き直したりしてるから、取り留めがないのだが
それでもかなり長いので、この辺りで切っておこう。
感想として書けてるかどうかは甚だ怪しいが、まあさらっと流してくれたまえ見てる人。
後日読み返して痛いと思ったら、地味に書き直していきたい……

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